『多文化社会研究会ニューズレター177号』

多文化社会研究会の皆様

 大寒の候、いよいよ寒さも本番となり、春の訪れが待ち遠しい日々が続きますが、皆さまにおかれましては、お健やかにお過ごしのことと存じます。

 多文化社会研究会では、春寒ゆるむ来る3月11日(土)に第177回多文化共創フォーラムを開催いたしますので、ご案内申し上げます。

 人道的かつ秩序ある国際的な人の移動は、緊迫する世界情勢にあって喫緊の課題であり、ここ日本においても共生社会への歩みのなかで、外国人住民、避難民、難民の人権問題にこれまで以上に関心が集まっております。今国会では、収監、送還ルールの見直しを含めた入管法改正案が審議されるというタイミングにあって、この度の研究会は、難民政策、入管制度に最新先鋭の知見をお持ちの先生方による講義、ディスカッションの機会となりますので、会員の皆様におかれましては、ぜひご参加頂きますようよろしくお願いいたします。

 〈研究会概要〉

●日時:2023年3月11日(土) 14:15~16:30

*冒頭、14:00から、正会員による総会を開催いたします。10分から15分を予定しております。

●会場:カイ日本語スクール2F(JR新大久保駅徒歩5分)

学校所在地 – カイ日本語スクール (kaij.jp)

住所: 〒169-0072 東京都新宿区大久保1-15-18 みゆきビル2F

(その他の最寄駅JR総武線 大久保北口より徒歩8−9分、都営大江戸線 東新宿駅B1出口より徒歩8分)

●参加人数:会場23名(先着順)*Zoom配信もいたします。

※会場(対面)での参加は、定員が限られていることから、応募多数の場合は、正会員を優先させていただきます。

●お申込み

①会場での参加をご希望の場合は以下のURLからお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScPqJSO8H3v8jtFnU4WQr8_he0rPF2aQhae8gXfqpdaJjUkbw/viewform?usp=sf_link

 ※お申込みは、ご本人様1回限りでお願いいたします。また、会場の都合上、23名に達した時点でお申込みを締め切らせていただきますので、あらかじめご了承願います。

②Zoom参加をご希望の場合は以下のURLからお申し込みください。

https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfJlh0IrZ-ihhTehrAOhq_ZCu9KYpQkKXyfFMBsql835vL4zg/viewform?usp=sf_link

 ●プログラム(※敬称略)

司会:明石純一(筑波大学大学院教授、多文化社会研究会副理事長)

14:15~14:25 開会の挨拶:川村千鶴子(大東文化大学名誉教授、多文化社会研究会理事長)

14:25~15:05 基調講演「日本における難民政策の変遷と今後の展開」

ウクライナ避難民の受け入れ、アフガニスタンからの退避者の難民認定、トルコ国籍クルド人の初の難民認定など、昨今、日本の難民政策は大きな転換期にあります。日本は、これまでどのように庇護希望者の出入国管理を検討し、政策を形成してきたのでしょうか。本フォーラムでは、庇護希望者に対する出入国管理政策を中心に、これまでの難民政策の形成過程を振り返り、今後の難民保護の在り方を検討します。

 講演者:土田千愛(東京大学特任助教、多文化社会研究会理事)

<プロフィール>
現在、東京大学大学院総合文化研究科(地域未来社会連携研究機構 三重サテライト)特任助教。2022年7月、東京大学大学院総合文化研究科 国際社会科学専攻「人間の安全保障」プログラム博士課程修了。博士号(「国際貢献」)取得。2020年4月~2022年7月まで日本学術振興会特別研究員(DC2)。主に、日本の難民政策、多文化共生に関する研究に従事。

15:05~16:05 討論

モデレーター:明石純一(筑波大学大学院教授、多文化社会研究会副理事長)

コメンテーター:

佐々木聖子(出入国在留管理庁初代長官、多文化社会研究会会員)

児玉晃一(弁護士、マイルストーン総合法律事務所)

マリップ・セン・ブ(NPO法人PEACE理事長、多文化社会研究会会員)


16:05~16:25 質疑応答とディスカッション

16:25~16:30 閉会挨拶:万城目正雄(東海大学教授、多文化社会研究会専務理事)

●当日の連絡先

企画担当理事 藤波

カイ日本語スクール代表 山本先生

開催までまだお日にちもございますので、入管法改正について、ご意見などありましたら、ぜひML上で活発に意見交換いただいてもと存じます。

以上、どうぞよろしくお願い申し上げます。 

多文化社会研究会
理事 藤波香織

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