◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓
Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness
2014年1月11日
『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 126号』
┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆
◆トピック:研究会のご案内(1月25日)
次回の研究会を1月25日に開催します。報告は2つになります。第一は、東京大学総合文化研究会の三浦純子さんによる「移動する人々と子どもの教育:タイ難民キャンプから日本へ」という題目でのご報告になります。2010年より開始されたタイの難民キャンプからの第三国定住プログラムですが、子どものよりよい教育環境を提供することを希望する親が利用している、との報告があります。この点から、子どもの教育を主な視点にすえて、日本の難民受け入れについての考察をお話いただきます。また第二は、筑波大学国際日本研究専攻の角谷敦史さんから、「外国人住民への支援活動:筑波大学の地域貢献事業を事例として」と題した報告をいただきます。在日外国人が増加している筑波地域において、大学教員、学生、地域が協働して、外国人支援を実施している事例を通し、大学の地域貢献のあり方についてお話いただきます。
場所:大東文化大学 大東文化会館 404号室
(こちらのHPをご覧ください)
http://www.daito.ac.jp/campuslife/campus/facility/culturalhall.html
(東武練馬駅北口下車、ローソン脇を右に降りれば近道で1分で到着します。)
参加費:500円
時間:16:00~20:00
① 報告:16:00~17:30(質疑、議論を含む)
発表者:三浦純子(東京大学大学院総合文化研究科)
タイトル:移動する人々と子どもの教育:タイ難民キャンプから日本へ
要旨:なぜ人は移動するのか。生活の向上のため、貧困や迫害から逃れるために移動を選択する人々がいる。本報告では、2010年に日本が難民政策として試験的に開始した第三国定住制度の事例を取り上げ、タイの難民キャンプから日本へ定住した難民に焦点を当てる。再定住難民は、子どもの教育のために来日を決意したと強調している。人間の安全保障、援助、基礎教育、コミュニティ、文化のキーワードを中心に、タイおよび日本においての難民の子どもを取り巻く教育環境、そして難民受入れの可能性を考察する。
② 報告:17:40~19:10(質疑、議論を含む)
発表者:角谷敦史(筑波大学人文社会科学研究科国際日本研究専攻・博士後期課程)
タイトル:外国人住民への支援活動:筑波大学の地域貢献事業を事例として
要旨:本報告では、筑波大学教員・大学生(留学生)及び市民社会・自治体関係者が実施した、茨城県に滞在する外国人住民(主にブラジル・フィリピン出身者)のための「職業能力開発支援活動」と「日本語・日本社会講座」に関する活動報告を行う。2012年の事務局担当である筆者の経験とプログラム開始以来の事務局担当者へのヒアリングを通じて、大学による地域貢献の可能性を、本活動内容、成果・課題と今後の展望、関係者・機関との協働のあり方という観点から検討したい。
③ 多文化社会研究会:19:15~20:00
報告事項:活動報告
会計報告
事務局報告
審議事項:2014年度役員選
3月15日多文化研25周年記念シンポについて
※MLでご承知の通り、多文化研25周年の記念冊子を発行いたします。現在締め切りを過ぎておりますが、まだ編集の時間があります。1月半ば(来週いっぱいくらい)までに、ぜひ原稿をお送りいただければと思います。
※研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。
※レジュメ配布資料と会場設営の関係上、出欠を早目にMLにお知らせいただけると幸いです。
_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/__/_/_/_/__/_/_/_/_//_/_/_/_/_/