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Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness
2012年11月28日
『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 119号』
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◆トピック:研究会のご案内(12月22日)
次回の研究会を12月22日に開催します。報告は2つです。第一は、クルド人難民でいらっしゃるMさんと、チェチェンニュース発行人の大富亮さんによる「日本の中の難民問題──クルド人難民Mさんの体験から」というご報告になります。在日15年になるMさんは、トルコ政府による弾圧から逃れ、日本に難民申請をしていますが、いまだ認定されていないとのこと。庇護を求める人は増加傾向にありながら、日本の難民認定率は、1%未満です。こうした中、日本に在住し、直面してきた問題について、ご自身の体験からお話いただきます。第二は、難民支援協会の吉山昌さんによる「難民支援協会における、難民の社会的統合に向けた取り組み」と題したご報告です。日本に庇護を求める庇護申請者は増加しており、その中で、滞在が長期化する庇護申請者や難民の問題に数多く取り組んでこられた、難民支援協会の視点から、難民や外国人の受け入れについて考えるご報告になります。
場所:大東文化大学法科大学院 3階 第1会議室(JR総武線信濃町駅出口徒歩すぐ)
(こちらのHPをご覧ください)
http://www.daito.ac.jp/access/index.html
参加費:500円
① 報告:16:10~17:00(質疑、議論も含む) 司会 荒井幸康さん(亜細亜大学兼任講師・北海道大学スラブ研究センター)
発表者
Mさん(クルド難民、在日15年)
大富亮さん(チェチェンニュース発行人)
タイトル
「日本の中の難民問題──クルド人難民Mさんの体験から」
要旨
「難民問題」というと遠い外国のことのように思えますが、日本にも、毎年数千人の難民が保護を求めて渡航してきます。しかし日本政府の難民認定率は1%未満。トルコで弾圧されているクルディスタンから来たMさんも、認定されない難民の一人です。Mさん一家が日本に来たものの、原発事故によって離散してしまったいきさつを聞き、知られざる「日本の中の難民問題」に迫ります。
② 報告:17:10~18:00(質疑、議論も含む) 司会 荒井幸康さん
発表者
吉山昌さん(難民支援協会、難民起業サポートファンド)
タイトル
「難民支援協会における、難民の社会的統合に向けた取り組み」
要旨
難民支援協会は、設立以来難民への直接支援、政策提言、および広報活動を3つの柱として活動を続けてきましたが、難民の在留が長期化し、また人数も増える中で、「直接支援」の中でも特に社会的統合に関わる事業が増えてきました。そうした状況に鑑み、当協会では社会的統合の推進をミッションとする「定住支援部」を昨年7月に設置し、また今年2月には「難民起業サポートファンド」も設立しました。これらを俯瞰することで、今後求められる多様な外国人の受け入れに必要な取り組みを考えたいと思います。
③ 臨時総会:18:00~18:30 司会 小林真生さん
会計報告について:郭潔蓉さん、李ほひょんさん、規約について:渡辺幸倫さん、名簿について:金澤宏明さん
④ 参加者意見交換会/次回の企画:18:30~19:00 司会 小林真生さん
※参加者意見交換会については、会場が第3会議室となります。
※研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。
※会場設営の関係上、お手数ですが、出欠を早めにお知らせいただけると助かります。
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