多文化社会研究会のみなさま
猛暑到来ですが、いかがお過ごしでしょうか。
多文化社会研究会の30名のメンバーが総力を結集してまとめ上げた提言集『多文化共創社会への33の提言:気づき愛 Global Awareness』が、都政新報社様より刊行されて約4か月が経ちました。
本書は、大学、自治体、企業で提言書や教科書として好評いただいております。

この度、本書の出版を記念して、「第170回多文化共創フォーラム」を開催する運びとなりました。
本フォーラムでは「新しい共創社会の創造」をテーマに、著者代表による提言発表をリレー形式で行い、共創社会に向けた提言をさらに発展させていくための合評の機会としたいと考えております。
ぜひご参加くださいますようご案内申し上げます。
「33の提言披露会」
実行委員(佐藤由利子、増田隆一、阿部治子、加藤丈太郎、マハルザン・ラビ、万城目正雄、李錦純、明石留美子)
― 記 ―
・日時: 2021年8月28日(土)午前11時―12時半
・方法:Zoomによるライブ・フォーラム
以下のURLより参加ご登録ください。登録後、ミーティング参加に関するZoom情報の確認メールが届きます。
https://zoom.us/meeting/register/tJUqcuirqTwpGNNC6eAuJCKUT3Kfx_a82c4-
・参加費:無料
・プログラム(案):
開会の辞 多文化社会研究会 理事長 川村 千鶴子
提言リレー 『多文化共創社会への33の提言』著者代表
意見交換・ディスカッション
閉会の辞 多文化社会研究会 副理事長 増田隆一
・ご質問: 明治学院大学 明石留美子 rka@soc.meijigakuin.ac.jp
「33の提言披露会」実行委員代表による提言例 (五十音順)・・・・・・・・・・
明石留美子
「日本で暮らす外国人も、国籍や在留資格にかかわらず、私たち日本人と同様です。家族や友人を想い、ウェルビーイングを希求する生活者であることに気づいていくことが大切です。」
阿部治子
「自治体はすべての住民のためにあります。外国人も日本人と同じ住民です。
図書館は住民がわかる言語で情報や知識にアクセスできよう努めなければなりません。」
加藤 丈太郎
「ミャンマーの言語・文化の子どもたちへの継承を目指す「母語教室」への支援を提言しました。子どもたちの学びを支援することは、ミャンマーのより良い将来にも寄与すると信じています。」
佐藤由利子
「留学生は、日本人と他の外国人との橋渡し役としての役割も期待できる大切な人材です。彼らにとって、働きやすい環境を整え、職場における多文化共創を実現することが必要です。」
増田隆一
「多文化共創社会を実現するためには、社会全体が共通のイメージを共有する必要があり、そのためのコミュニケーションが重要です。
SNSなどを含め、多くの人が最も目的意識を持ち、達成への意思を共有できるよう、メディアを通しての働きかけが、大きな役割を果たすでしょう。」
万城目正雄
「中小企業や地域社会が、四半世紀以上の年月をかけて蓄積してきた実習生受入れのノウハウと経験が生かされる形で多文化共創に向けた取組を進める視点が必要です。」
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