多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 117号

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   Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness

      2012年8月6日

    『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 117号』

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トピック:研究会のご案内(8月18日)

次回の研究会を8月18日に開催します。報告は3つです。第一は、移民情報機構の石原進さんによる「インターカルチュラル・シティを考える」と題したご発表です。移民を社会の資産として考えるという「インターカルチュラル・シティ」論が日本でも注目を集め始めていますが、このコンセプトについて、「多文化共生社会」との比較から考察を深めるためのご報告です。第二は、難民支援協会の石川えりさんによる、「難民支援協会からみた新宿区の外国人施策」と題したご報告です。難民支援協会は、「インターカルチュラル・シティ」サミットにも参加した新宿区に活動の拠点があり、また新宿区の多文化共生政策にも大きくかかわってこられています。その現場からのご報告になります。第三は、東京外国語大学の長谷部美佳による「外国人の若者によるいちょう団地のまちづくり」と題した報告です。いちょう団地は、外国人住民の比率が2割、高齢化率も2割以上というところで、地域の外国人の若者が防災活動など地域貢献をする様子の報告になります。

場所:大東文化大学法科大学院 3階 第1会議室(JR総武線信濃町駅出口徒歩すぐ)

(こちらのHPをご覧ください)

http://www.daito.ac.jp/access/index.html

参加費:500円

①      報告:15:00~15:50(質疑、議論も含む)

発表者

石原進(移民情報機構)

タイトル

「インターカルチュラル・シティを考える」

要旨

欧州・日本・韓国の首長らによるインターカルチュラル・シティに関する「国際サミット」が今年1月に東京で開かれ、10月には浜松市でも国際サミットが開催されます。国際交流基金が進めているこうしたイベントを契機に、日本でもインターカルチュラル・シティ・プログラムが注目を集めそうです。移民を社会の資産としてとらえる新たなコンセプトがどのように受け止められるのか、そして「日本型多文化共生社会」とどのような違いがあるのかを考え、「サミット」に参加した浜松市、新宿区、大田区の今後の「可能性」についても皆さんと議論したいと思います。

②      報告:16:00~16:50(質疑、議論も含む)

発表者

石川えり(難民支援協会)

タイトル

「難民支援協会から見た新宿区の外国人施策」

要旨

難民支援協会は、難民の支援活動を新宿区内で続けていますが、活動を続ける中で、新宿区の外国人施策、多文化共生施策を間近に見てきました。新宿区が「多文化共生推進課」を創設し、インターカルチュラル・シティとして名乗りを上げる中、難民支援の現場からは、その新宿区の動きはどのように見えるか。活動経験を通した具体的な現場の動きから、新宿区の外国人施策を考える報告をしたいと思います。

③      報告:17:00~17:50(質疑、議論も含む)

発表者

長谷部美佳(東京外国語大学/多文化まちづくり工房)

タイトル

「外国人の若者によるいちょう団地のまちづくり」

要旨

神奈川県有数の外国人集住地域であるいちょう団地は、外国人世帯比率が2割を超えていますが、同時に高齢化率も高く、自治会の中には高齢化率30%を超すところもあります。祭りの設営などの地域行事は、外国人の若者なしには立ち行かなくなっています。こうした中、多文化まちづくり工房は、地域の防災リーダーとして外国人の若者を育て、災害時に多言語の情報発信をしながら、地域の高齢者を支えるような活動を進めています。こうした若者の地域への関わりのお話をしたいと思います。

④      参加者意見交換会/次回の企画:18:00~18:30

研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。また、暑さの厳しい折です、お飲み物はご持参ください。

会場設営の関係上、お手数ですが、出欠を早めにお知らせいただけると助かります。

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『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 116号』

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Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness

2012年7月15日

『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 116号』

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トピック:研究会のご案内(7月21日)

次回の研究会を7月21日に開催します。報告は2つです。第一に、CCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会中西久恵さんの「外国にルーツをもつ子どもの教育支援活動」と題したご発表です。支援活動を通して明らかになる、東京都内での外国につながる子どもたちの教育実態に関するお話となります。第二は、大東文化大学の川村千鶴子さんによる「難民のキャリア形成と夜間中学の取り組みを考える」と題したご発表です。2010年に来日した難民子弟が学校教育を受けることを通して、キャリアを形成する過程を考える、というご報告になります。

場所:大東文化大学法科大学院 3階 第3会議室(JR総武線信濃町駅出口徒歩すぐ)

(こちらのHPをご覧ください)

http://www.daito.ac.jp/access/index.html

参加費:500円

 

①  報告:15:001620(質疑、議論も含む) 

発表者

中西久恵(CCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会)

タイトル

「外国にルーツをもつ子どもの教育支援活動」

要旨  

支援活動を通して明らかになる、東京都内での外国につながる子どもたちの教育実態

 

 

②  報告:16301750(質疑、議論も含む) 

発表者

川村千鶴子(大東文化大学)

タイトル

「難民のキャリア形成と夜間中学の取り組みを考える」

要旨

夜間中学校関係者の推計では、非識字者を含む義務教育未修了者は日本国内に百数十万人いるとされる。「家族」の個人化、離散、離婚や崩壊、保護者の教育方針の揺らぎなど家族の内実と変容は、把握しにくい。青年期のキャリア形成は、アイデンティティの確立と密接な関係にあるが不登校・不就学の子どもは確実に増えている。オールド・カマーへの基礎教育を怠ったことが、ニューカマーへの教育の問題に繋がっている(佐久間2006)との指摘にあるように学歴格差は広がるばかりである。そこで、2010年に来日した第三国定住難民子弟と墨田区立文花中学夜間学級の取り組みを参与観察した。日本語教育だけでなく市民としての自律とキャリア形成支援に着実に繋がっている。

 

③  参加者意見交換会:18001830

 

※次回研究会:818日(土)1500~ 大東文化大学法科大学院大会議室にて開催予定

 

※研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。

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多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 115号

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2012年6月1日

 『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 115号』 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 ◆トピック:研究会のご案内(6月9日) 次回の研究会を6月9日に開催します。報告は3つです。第一に、国士舘大学の上原伸一さんによる「パラオの非核憲法と福島第1原発」と題したご発表です。パラオの核に対する精神を通して日本の現状を考える、というご報告になります。第二はふくしま国際メディア村を立ち上げられた荻野政男さんの「3.11東日本大震災後のフクシマ~なぜ、ふくしま国際メディア村なのか~」と題したご発表です。原発事故に直面したいわきの人々とその後のメディア村の活動の経緯をお話いただきます。第三は明治大学兼任講師金澤宏明さんの「『陸前高田市小友町の『水合』 ──東日本大震災と平成三陸大津波直後の小友町新田コミュニティ──」と題したご発表です。陸前高田市ご出身の金沢さんがお父上からのお話を通して、震災当時の状況をご報告いただきます。

場所:大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス 4階中会議室(地下鉄日比谷線神谷駅下車1番出口より徒歩5分:場所にご注意下さい) (こちらの地図をご参照ください) http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html

参加費:500円

① 報告:15:00~16:00

司会者:川村千鶴子氏

発表者 上原伸一氏(国士舘大学)

タイトル 「パラオの非核憲法と福島第1原発」

要旨 長崎広島への原爆投下を受け、さらにそのあとにビキニの核実験で、第5福竜丸が被曝しながらも、今回の地震で福島第1原発の現状を招いた日本。一方で、直接に核そのものの被害を受けたことがなくても、世界でも最も厳しい非核憲法を打ち立て、そのため、独立が遅れても、非核の精神を守り続けようとしたパラオ共和国。パラオの非核憲法とその背景を考察し、そこから福島第1原発の現状と日本の核を考える。

② 報告:16:00~17:00

司会者:武田里子氏

発表者 荻野政男氏(ふくしま国際メディア村)

タイトル 「3.11東日本大震災後のフクシマ~なぜ、ふくしま国際メディア村なのか~」

要旨 故郷であり家族や友達が住む“いわき市”が原発事故で大惨事となり、そこに残された人のために自分に何ができるのか、そう自問した答えが『ふくしま国際メディア村』の設立でした。ふくしま国際メディア村とはなんなのか、そしてその活動内容やそこから見えてきた地元民と避難民の共生の姿などについて報告させていただきます。準備が間に合えばドキュメンタリー映像もご覧に頂けると思います。

③ 報告:17:00~18:00

司会者:武田里子氏

発表者 金澤宏明氏(明治大学)

 タイトル 『陸前高田市小友町の『水合』 ──東日本大震災と平成三陸大津波直後の小友町新田コミュニティ──」

要旨 2011年3月11日に起こった震災とその直後の私邸避難の状況について、陸前高田市小友町の新田コミュニティの様子を中心に報告する。小友町のある広田半島は地震後の津波で両端から挟撃をうけ、平野部が水中に没する『水合』現象が発生し、一時的に半島が分断され島となった。この結果、下新田地区は大きな被害をうけ、その住人は高台にある上新田地区の私邸へと避難を行っている。この態様を下新田地区の住人金澤正明の証言から再構成し報告する。 ※研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。

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多文化社会研究会ニュースレター114号

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Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness

2012年3月27日

『 多 文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ ー ズ レ タ ー 114号』

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◆トピック:研究会・会員の著書紹介・総会のご案内(4月7日)

次回の研究会を4月7日に開催します。まず、報告は2つ。第一に、法政大学兼任講師の稲葉佳子さんによる同研究所の報告書「外国人WG報告(2)(3)」を中心に、新宿の外国人についての最新の情報をご報告頂きます。第二に、東京大学大学院の朴源花さんによる「韓国の「多文化主義」政策」を発表して頂きます。その後、本研究会の年次総会を行います。

場所:大東文化会館2階ラウンジホール(東武東上線、東武練馬駅から徒歩3分:場所にご注意下さい。下記の地図をご参照ください)

http://www2.daito.ac.jp/jp/uploads/profile/1213941001_DBkaikan_access.pdf

参加費:500円

①報告:14:00~15:00 司会:小林真生

発表者

稲葉佳子(法政大学兼任講師)

タイトル

新宿在住外国人の居住と生活〜新宿区の報告書より〜

要旨

新宿自治創造研究所では、上位8カ国の外国人について、統計データとヒアリング調査から、外国人居住者の特徴や傾向を描き出そうとしてきたが、この3月をもって2カ年かけて実施してきた研究が収束した。研究では、区独自のデータによる統計調査に基づき、地域別特徴や在留資格、家族形態、居住年数等の詳細な分析を行い、次いで約40人を対象に行ったヒアリング調査から、新宿区に住む外国人の生活像を描き行政ニーズの把握を試みている。

アドバイザーとして本研究に関わってきた立場から、その概要を報告する。

【参考】

外国人WGレポート(1)

http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000095419.pdf

外国人WGレポート(2)

http://www.city.shinjuku.lg.jp/content/000103855.pdf

外国人WGレポート(3)

3月30日より、新宿区役所1階の行政資料コーナーに販売予定。

②報告:15:00~16:00 司会:小林真生

発表者

朴源花 (東京大学大学院)

タイトル

韓国の「多文化主義」政策

要旨

本報告の目的は、韓国における多文化政策がどのように導入されるようになったか、その背景をみることによって、今日韓国社会が追求している「多文化主義」の方向性を検討することにある。韓国の社会的変化を受けて、市民運動と政府は相互に影響しあいながら、この社会問題への対応を多文化政策を通して解決しようと試みた。ここで懸念すべきことは、韓国政府と市民団体が提唱する「普遍的価値」が必ずしも普遍的でなく、経済的な理由や政治色によって中立性を失ってしまう点である。実際韓国が採択しているものが「多文化主義」であるのかということには否定的意見が多い。しかし重要なことはそれが真の「多文化主義」であるか否かではなく、ある社会がひとつの社会的規範として「多文化主義」

を議論し、政策として展開させている動きが現に存在するということである。

③会員総会:16:15~17:00  司会:宣 元錫(当会会長)

議題

2011年度事業報告(渡辺)

2011年度会計報告(小林)

議案討議、役員選出と承認(宣)

多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 113号

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Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness

2012年2月10日

『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 113号』

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トピック:研究会のご案内(3月8日)

 

次回の研究会を3月8日に開催します。ご報告は二つで、石嶋國晴さん(Congo Justice Project Manager)の「コンゴ民主共和国が現在抱えている問題について」と、原知章さん(静岡大学)の「多文化社会ハワイにおける人種・エスニック関係の歴史と現在」です。現地の最新のスライドを見せていただきながら、質疑応答の時間も用意しています。そのあと、会員の皆様の近況報告の時間もあります。また、本年度の最後の会合になりますので懇親会も予定していますのでぜひご参加ください。なお、総会は4月に行われる予定です。詳細が決まり次第お知らせしますので、こちらにもぜひご出席下さい。

 

日時:2012年3月8日14時50分から18時30分

場所:大東文化大学信濃町校舎(JR信濃町駅駅ビル)第1会議室

参加費:500円

 

報告1:15:00~16:00 司会:小林真生

発表者

石嶋 國晴(いしじま くにはる)(Congo Justice Project Manager)

タイトル

コンゴ民主共和国が現在抱えている問題について

要旨

Congo Justice活動紹介とCrisis in The Congo上映。

Congo Justiceでは、Crisis in The Congoというドキュメンタリーを通し、コンゴ民主共和国の現在抱えている問題を伝える活動をしています。コンゴ民主共和国は、世界有数の自然に恵まれた土地ですが、それゆえに100年以上に渡り先進国の搾取の対象とされてきました。その問題は現代も形を変え、より複雑化し続いており、その犠牲者の数は測り知れません。Crisis in The Congoは、1994年のルワンダ大量虐殺以降、今に至るまでのコンゴ民主共和国が抱えている問題を取り扱っています。鉱物を巡る紛争により、この15年で犠牲者数は600万人を超えたとまで言われています。今回はこのドキュメンタリーの上映と、その問題に対して共に考える時間をもてればと思っています。

Congo Justice HP

http://congojustice.com

日本のHP

http://congojustice.jimdo.com/

 

報告2:16101710   司会:川村千鶴子

報告者:原 知章(はら ともあき)(静岡大学人文学部准教授、多文化研メンバー)

専門は文化人類学。主な著書として、『民俗文化の現在』(同成社、単著)、『電子メディアを飼いならす』(せりか書房、共編著)、『多文化社会の<文化>を問う』(青弓社、共著)などがあります。

題目:「多文化社会ハワイにおける人種・エスニック関係の歴史と現在」

概要:早くから多くの研究者によって「人種・エスニック関係の実験室」として注目されてきたハワイは、近年、「多文化主義の生きたモデル」として改めて注目されるようになっています。しかし他方では、ネイティヴ・ハワイアンによる文化復興運動や主権回復運動の高まりのなかで、ハワイアンと非ハワイアンの間の緊張関係も大きく取り上げられています。私たちは現在のハワイにおける人種・民族関係をどのように捉えることができるでしょうか。本報告では、ハワイにおける人種・エスニック関係の歴史を概括した上で、2000年代に入り、同時多発テロ、リーマン・ショック、オバマ大統領の就任などの出来事を経てきた現在のハワイにおける人種・エスニック関係を捉える視座を提示したいと思います。前日の3月7日にハワイから帰国し、最新の情報をお話し、沢山のスライドをお見せいたします。みなさまからのコメントも楽しみにしています。

 

懇談会:17:20~18:20 最近の話題

 集った会員の皆さんの近況報告と多文化社会研究会へのご希望など懇談会を予定しております。

 

懇親会は、信濃町駅ビル1階のいつものお寿司屋さんを予定しています。

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多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 112号

トピック:研究会のご案内(1月14日)

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。
さて、早速ですが、研究会のお知らせです。お知らせが直前となってしまいました
が、1月14日の夕方からを予定しております。発表は二つでまず、小林真生さん(国立
民族学博物館共同研究員)の「外国人技能実習制度の課題―水産加工場における彼ら
の生活を通じて―」。そして、武田里子さん(明星大学)「ニューカマー韓国人のラ
イフストーリー分析」です。

日時:2012年1月14日15時から18時
場所:大東文化会館404号室(東武東上線、東武練馬駅から徒歩3分:場所にご注意下
さい)
(こちらの地図をご参照ください)
http://www2.daito.ac.jp/jp/uploads/profile/1213941001_DBkaikan_access.pdf
参加費:500円

司会:宣元錫(中央大学兼任講師)

報告1
発表者:小林真生(国立民族学博物館共同研究員)
タイトル:「外国人技能実習制度の課題―水産加工場における彼らの生活を通じて

要旨
2010年に法改正がなされ、それまで研修生とされていた人々も一括して労働者資格を
有する技能実習生として扱われることとなり、各種法整備も行われた。そこで、これ
まで「理念と現実との乖離」が枕詞のようになっていた外国人研修・技能実習制度の
現状、及び課題はいかなるものなのか、それをカニやホタテの加工業が盛んな北海道
稚内市の水産加工場で就業している技能実習生の日常を追うことで明らかにした。そ
の中には、日本の外国人施策に共通する個々の善意に依存して、明確な基準を設定し
ない不作為が存在していた。

報告2
報告者:武田里子(明星大学非常勤講師)
タイトル:ニューカマー韓国人のライフストーリー分析
要旨:
 本報告は、「新宿のニューカマー韓国人100人のライフストーリー記録集の作成プ
ロジェクト」(トヨタ財団2009年度研究助成:D-09R-0422、研究代表:渡辺幸倫)に
基づいて行う。
 韓国人の日本への移動は、移動する主体の日本へのあこがれや日本に活路を求める
強い動機づけとともに、日韓双方の政策―韓国側の渡航自由化、日本側の留学生政策
や高度人材の受入れ政策への転換など―が絡まり合って、量的拡大が続いている。来
日後の家族形成に伴う結果としての定住や日本国籍の取得も見られる。また、「日本
は親戚の住むまち」のようだとの語りからは、日本と韓国を一体的な生活圏として捉
える層が現れていることを感じさせる。しかし、その一方では、多くの偏見差別に関
する体験も語られた。
 本報告では、生年によりインフォーマントを3つの世代に分け、主要イベントとの
関係から世代間の特徴を抽出し、それぞれの来日動機と日本経験を中心に考察する。
そして、最後に、日本社会の多文化社会に向けた課題についてまとめたい。

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多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 111号

◆トピック:研究会のご案内(10月8日)

節電の夏も終わり、すがすがしい秋の日が続きますがいかがお過ごしでしょうか。

次回の研究会は、宣元錫さんをコーディネーターに2つの報告を通して多文化社会と医療の問題を考えたいと思います。一つ目は二文字屋(APHネットワーク)さんのEPAと看護士、介護士関連の報告、二つ目は渡辺幸倫(相模女子大学)によるタイ王国における国際病院におけるコミュニケーションの問題についての報告です。皆さんのお越しをお待ちしております。

日時:2011年10月8日(土)  午後16時~19時

場所:大東文化会館(東武東上線、東武練馬駅から徒歩3分:場所にご注意下さい)

(こちらの地図をご参照ください)

http://www2.daito.ac.jp/jp/uploads/profile/1213941001_DBkaikan_access.pdf

参加費:500円

司会:宣元錫(中央大学兼任講師)

 

報告1:日越EPAによる看護・介護人材の移動

二文字屋
修(APHネットワーク)

現在日本とベトナムはEPAによる看護・介護の候補生の移動をめぐる交渉を行っています。そのさなか、9月17日の日経新聞夕刊に、2014年からEPAによるベトナム人看護・介護の候補生が来日する、という記事が載りました。折しもハノイで日越両国の交渉が大詰めを迎えようという直前のこの記事の背景を探ります。

 

報告2:通訳を通した異文化間医療の課題について 

タイ王国の国際病院における日本人患者の事例から

渡辺 幸倫(相模女子大学)

タイ王国には、日本から年間130万人近い渡航者があり、常時10万人近くが滞在しているとされ、その多くが加療の際には国際病院を利用する。しかもタイ語や英語をつかって直接病院スタッフとコミュニケーションしようとするものは少なく、約8割は日本語の通訳を希望する。そこで本発表では、外国で治療を受ける日本人患者を中心にしたコミュニケーションについて主に通訳へのインタビューを通して考察したい。

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多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 110号

トピック:研究会のご案内(7月23日)

 

前回の研究会では、武田里子さん(明星大学非常勤講師)、包 聯群さん(東京大学総合文化研究科 学術研究員)から東日本大震災と多文化社会の関連でお話しいただきました。その後もMLで感想や意見交換がされ、出席されなかった方々にも雰囲気が伝わったのではないでしょうか。

さて、次回の7月23日は2部構成です。前半に、映画『女と孤児と虎』の上映会と徐阿貴さんによる解説。後半に東日本大震災と多文化社会の関連で、台湾と韓国での報道のされ方を中心としたお話をそれぞれ鄭 任智(早稲田大学非常勤講師)、李 垀鉉(早稲田大学非常勤講師)にしていただきます。

皆さんのお越しをお待ちしております。

 

会場が東武練馬駅の大東文化会館ですのでご注意ください。

 

日時:2011年7月23日(土)  午後13時半~17時

場所:大東文化会館(東武東上線、東武練馬駅から徒歩3分)・ホール(1階)

(こちらの地図をご参照ください)

http://www2.daito.ac.jp/jp/uploads/profile/1213941001_DBkaikan_access.pdf

参加費:500円

 

スケジュール:

13:30~14:40 映画『女と孤児と虎』上映

14:40~15:10 徐さんの映画解説

休憩

15:30~17:00 研究会

 

前半:13301510

『女と孤児と虎』上映会( カイスン監督、クン共同制作者)

 1950年代から今日まで、海外養子として韓国から欧米へと渡った子どもたちは、約20万人にのぼると言われます。映画『女と孤児と虎』は、若い韓国系ディアスポラ女性たちの語りを通して、海外養子の背景に横たわる沈黙を、フェミニストの視座から暴いた作品です。

 日本の植民地時代に「慰安婦」とされた女たち、朝鮮戦争以後、米軍基地周辺でセックスワーカーとして働いた女たち。そして、海外養子として西洋へ送り出された女たち。 3世代にわたる女たちの物語を、多様で多面的な語りという実験的手法を通じて示しながら、強いられた 沈黙がもたらす歴史的トラウマが、どのように世代間で受け継がれてきたのかが、明らかにされていきます。

 

映画ブログ http://womanorphantiger.blog55.fc2.com/

 

コメンテーター: 徐阿貴

   (お茶の水女子大学ジェンダー研究センター 研究機関研究員)

 

後半:15301700

報告内容:(企画担当 李より)

今回は6月研究会で取り上げた東日本大震災について多文化社会研究の視点から考える第二弾となります。前回は武田さん、包さんの報告による情報提供や、多くの皆さまからの貴重なご意見とディスカッションがありました。これを踏まえ、今回は、東アジアにおける原発の動向と報道を整理してみるということで、日本における在住外国人の思いと地域の中での多文化共生への課題を考えていきたいと思います。

台湾の報告をお引き受けいただいた鄭任智(テイ・ニンチ)さんは、台湾高雄出身で早稲田大学で博士号を取得後、現在早稲田大学、未来大学などで非常勤講師されている方です。

 

報告1.台湾から見た東日本大震災

鄭 任智(早稲田大学非常勤講師)

大地震が発生した3月11日、報告者は東京都の自宅にいたが、その3日後にオーストラリアに行き、10日後は台湾に戻ったという経緯で、三か国での大震災に対する報道を目にしたのでそれぞれについて報告します。台湾からの視点に関する報告がメインになります。日本と同じ地震大国で、面積は九州ほどと小さいが、原発は3か所もあります(第4原発は建設中)。今回の東日本大震災とその後の放射性物質クライシスは、台湾に大きな衝撃とともに発電政策への反省ももたらしています。こうした関連事象を新聞紙の報道を踏まえて台湾の独特な国際的事情を交りながら報告させていただきたいと思います。

 

報告2.韓国から見た東日本大震災と在日韓国人の動向

李 垀鉉(早稲田大学 教育総合科学学術院 非常勤講師)

 東日本大震災による大きな傷跡が残ったまま、はや3カ月が経った今、近隣外国であり日本と密接な関係をもつ韓国国内での動向(原発を含め)を報告し、その動向から見えてくるこれからの課題を議論していきたい。

 そして、日本国内における多くの在日韓国人の働きかけ(日韓友好チャリティ、韓人教会を中心としたボランティアなど)から見えてくる「共に生きることの温かさ」と、その一方で、震災後に見せる外国人への偏見による心細さと子育て不安との奮闘の様相などを紹介し、今後の多文化共生への新たな課題を議論していきたいと思います。

 

多 文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 109号

トピック:総会・研究会のご案内(618日(土))

前回の情報交換会に引き続き、今回も東日本大震災と多文化社会の関連で、武田里子さん(明星大学非常勤講師)、包 聯群さん(東京大学総合文化研究科 学術研究員)のお二人から報告していただきます。武田さんには全体の企画も担当していただいていますので、全体を通して一貫性のある貴重な機会となるのではないかと期待しています。

みなさまお誘い合わせの上でご参加ください。

 

日時:6月18日(土) 午後3時~6時

会場:大東文化大学信濃町校舎 会議室

(JR信濃町駅の駅ビル3階)

会費:500円

 

資料準備の都合上、事務局まで出欠を事前にお知らせ頂けると幸いです。

 

内容:(企画担当 武田より)

今回は東日本大震災を多文化社会研究の視点から取り上げます。ML上で柴崎さまをはじめ多くの皆さまから貴重な情報提供やご意見の投稿をいただいておりますが、それらを含めて、次のような2つの報告とディスカッションを通じて、これまでの震災時の対応や教訓が生かされた点を確認すると同時に、非常時のなかで浮かび上がってきた在住外国人のネットワークや母国との関係、外国人が少なく、支援組織も弱い地方における課題を整理したいと思います。

 

報告2をお引き受けいただいた包聯群(ボウ・レンチュン)さんは、中国黒竜江省出身で東京大学で博士号を取得後、東北大学東北アジア研究センター客員研究員等を経て、現在東京大学総合文化研究科学術研究員。言語接触や言語変異、言語政策の研究をなさっています。

3月18日から2週間ほど、テレビ東京のInterFMで中国語放送のボランティアとして外国人支援の現場で活動していました。多言語放送の裏舞台や大使館を含めた被災地の中国人の動きを中心に、具体的な話がたくさん聞けると思います。お楽しみに。

 

報告1.災害時の外国人支援の蓄積と課題の整理

武田里子 (明星大学非常勤講師)

阪神淡路大震災(1995年)、中越地震(2004年)、中越沖大震災(2007年)における一貫したテーマは、災害時の情報弱者に対する対応でした。今回は、NPO多文化共生マネジャー全国協議会が11日夜に「災害時多言語支援センター」を立ち上げるなど、これまでの経験とネットワークが活かされた面が確かにあります。その一方で、枝野官房長官の定例発表には手話通訳がついたものの、日本語を解さない人々への配慮はまったく見られませんでした。200万人以上の外国人が日本社会で暮らし、コンビニや飲食店、製造業の現場が多くの外国人によって支えられているにもかかわらずです。報告では、これまでの対応の前進面と課題を整理するとともに、外国人への対応が総務省、外務省、法務省、警察庁などに分散している問題を指摘し、対応の一元化について提案したいと思います。

 

報告2.在日外国人の視点から振り返る東日本大震災

聯群(東京大学総合文化研究科 学術研究員)

発表者が自らの体験をもとに、東日本大震災が起きた際、外国人は何を考え、また留学生たちがどのような行動を取っていたか、彼らに対してどのような支援が必要だったのかを皆さんと一緒に振り返ってみたい。そして、災害のみではなく、情報の混乱も多くの外国人にさらなる恐怖をもたらした教訓から私たちは何を学べるでしょうか。発表者は地震による交通マヒ、多言語によるFM放送などを体験し、そこから多言語によるサービスの重要さを痛感し、日本の行政機関や非営利団体などが日本に暮らす外国人のネットワークに日ごろから接触し、それを社会活動に活かすことができれば、非常事態が起きた時にお互いに連絡し合って様々な情報をスムーズに伝えることができるというだけでなく、日本に多言語社会・共生地域社会を築くために役に立つのではないかと考えている。

 

みなさまのお越しをお待ちしております。

多 文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 108号

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   Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness

           2011 年4月 9日

   『 多 文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 108号』 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

トピック:総会・研究会のご案内(4月23日(土))

  東日本大規模地震により被害を受けられました皆さま、また被災地域にご縁のある皆さまに心よりお見舞い申しあげます。

 本会のメーリングリストでも震災以来、活発な情報交換、意見交換がされてきました。まだまだ落ち着かない日が続きますが、ここで一度顔を合わせて話が出来る機会を設けたいと思います。日本における多文化社会もこの震災によって試されています。実りの多い情報交換会とするためにも是非ご協力頂ければと存じます。また、3月に予定されていた総会をこれに先立って行いたいと思います。

 尚、ご欠席の方は、今後の多文化研の企画・運営についてご意見をお寄せ下さい。また、資料準備の都合上、事務局まで出欠を事前にお知らせ頂けると幸いです。

 日時:2011年4月23日(土) 16:00~20:00

   場所:大東文化大学 大東文化会館(K403室)東武東上線練馬駅から徒歩5分  

 1.平成22年度総会 (16:00~17:00)  

 議題:  1.22年度活動報告(代表幹事)  

                  2.23年度からの新幹事の選出  

                3.今後の多文化研の企画・運営について 

                4.多文化研MLについて

2. 情報交換会(17:00~20:00)

「東日本大震災と日本の多文化社会を考える」  

 司会:小林真生震災と多文化社会について、参加者で話題を提供し、情報交換・意見交換をしたいと思います。 みなさまのお越しをお待ちしております。

 ____________________________ 多文化社会研究会

○メーリングリスト登録 無料 (多文化情報が届きます)

○ホームページ https://tabunkaken.wordpress.com/ 過去のニュースレターなどが見られます)

 ○入会希望者は事務局:渡辺幸倫までお知らせ下さい。 (会員による紹介とメーリングリストでの自己紹介が必要です) _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_//_/_/_/_/_/___