皆様
標記の件につきまして、ご報告申し上げます。
2025年3月29日(土)14時から17時にかけて、大東文化会館において、多文化社会研究会創立35周年記念シンポジウムが開催されました。
開会に際し、貫隆夫武蔵大学名誉教授よりご挨拶があり、世界を視野に多文化社会研究会のあり方について示唆に富むお言葉を頂戴しました。

第1部では、「ウェルビーイング新時代とは何か」を共通テーマとして、3名の講演者による発表が行われました。講演1では、明治学院大学教授・明石留美子先生がウェルビーイングの概念や文化変容を意味するアカルチュレーションについて述べられました。講演2では、長谷川礼(大東文化大学教授)が近年実施した外国人及び外国人を雇用する企業へのインタビュー調査の結果を報告し、企業に対する3つの提言を示しました。講演3では、川村千鶴子大東文化大学名誉教授・多文化社会研究会理事長が「ライフサイクルとウェルビーイング」というテーマでご報告されました。特に印象深かった点は、多文化社会研究会にもライフサイクルがあり、今回、創立35周年の節目にこれまでを振り返り、記念誌を発刊したことの意義をフロアの方々としっかりと共有された点です。



続く第2部では、川村千鶴子先生をモデレーターとし、ネパール人のラビ・マハルザン氏、ミャンマー人のチョウ・チョウ・ソー氏を迎え、パネルディスカッションを行いました。パネリストの皆様にはホワイトボードをお配りし、質問に対する回答を記入していただきました。来日時に困難を感じたことについて、住居探し、医療機関の受診、言葉の壁などが挙げられ、フロアも含めて活発な議論がなされました。


閉会にあたり、藤波香織氏より行政に携わる立場からのご挨拶をいただきました。藤波氏は外国人の方々に対して、是非気軽に相談に来てほしいという温かいメッセージを送られました。
シンポジウムの総合司会は、東海大学教授・万城目正雄先生が務められました。



今回のシンポジウムを通じて、多文化社会におけるウェルビーイングの向上、及び多文化共創社会の実現に向けて、皆様と共に考える機会を共有できましたことを心より嬉しく存じます。ご参加くださいました皆様に、心より御礼申し上げます。
長谷川礼