2023年10月号・多文化共創ウォーク<群馬県太田と大泉町>

多文化研の皆さま

2023年10月28日に太田市・大泉町において多文化共創ウォークが行われました。

私、小林真生の実家でもあり、多文化研のメンバー7名、私の授業を受講している立教大生1名、私を含め合計9名で街歩きを行いました。途中で休憩のため、実家に寄った際、9歳の甥っ子も散歩感覚で参加いたしましたが(大泉のレストランまで)、それも地元ゆえの御愛嬌という所でしょうか。

ウォークは太田駅に10:15に集合し、太田駅前(北口・太田市観光協会)、当方の実家、スバル工場・社屋、太田駅南口正面通り、太田市役所を巡り、それぞれの歴史や移民との関係性を解説しました。余り知られていませんが、太田駅南口はフィリピン人女性が興行ビザで多く来日出来た頃、多くのフィリピンパブで賑わい、「北関東一の歓楽街」と呼ばれています。

ウォークが行われた時間は店に明かりは灯っておりませんでしたが。

その後、12時過ぎに電車で大泉町に移動し、ブラジルレストランでシュラスコを食べ、隣にあるブラジルの食材を多く扱うスーパーで買い物をし、3時間ほどのブラジル体験を楽しみました。

その後、16時前に、大泉町観光協会(ブラジリアンプラザの日本定住資料館内)に到着し、貴重な資料の閲覧や中山正樹事務局長から現状を伺うことができました。17時前に同所を退出し、各々が西小泉駅から自宅へ戻っていきました。

新大久保のように見学スポットが近くに点在している訳ではないので、太田大泉全体を見るとなると中々体力を使うウォークとなりました。地方都市、特にスバルのお膝元である太田大泉は、短い距離でも自家用車を使う土地柄であり、電車やバスなどの公共交通機関が衰退の一途をたどっています。

今後同様のウォークをする際は、希望者に対し事前にタクシーを用意するなどの工夫も必要かもしれません。

次回以降のウォークが充実したものとなることを願っております。

小林真生