多読味読<64>:駒井洋監修、小林真生編集『変容する移民コミュニティ-時間・空間・階層』

【多読味読<64>:駒井洋監修、小林真生編集『変容する移民コミュニティ-時間・空間・階層』明石書店、2020年 & 第165回多文化共創フォーラム21】

多文化社会研究会の皆様

気温の急激な変化に戸惑う今日この頃ですが、皆様にはお変わりなくお過ごしでしょうか?

先日ご案内の通り、今週土曜(10月10日)午後2時より、日本の移民コミュニティを31の事例から分析した『変容する移民コミュニティ-時間・空間・階層』出版記念の多文化共創フォーラムが、オンラインで開催されます。

https://tabunkaken.com/

今回の多読味読64では、10日の発表者の2名から、この本の執筆箇所の紹介をお送りします。(番号は本の章-節です)

1‐7「ロヒンギャ――群馬県館林市から東京、バングラデシュへ」加藤 丈太郎(早稲田大学アジア国際移動研究所)
在日ロヒンギャは250名程度いるとされ、群馬県館林市を中心にコミュニティを形成しています。
単身男性が工業に従事していた過去から、現在では女性の社会進出、第3世代の誕生、バングラデシュに避難した同胞への日本からの支援など変化が見られます。
研究会ではこの度発刊された書籍に基づきコミュニティの変遷をご紹介します。

2‐4 「中国人留学生―1980年代から現代までの変化とコミュニティの特徴  佐藤由利子・徐一文(東京工業大学)
1980年代から現在に至るまで、中国人留学生は日本留学生最大グループですが、中国の経済発展とインターネットの発達に伴い、中国人留学生の意識とコミュニティのあり方も変容しています。本稿では、過去20年間の中国人留学生とコミュニティの変化を、4つの時期に区分して分析しています。

5‐2 「ベトナム人留学生-中国人留学生と比較した特徴とコミュニティの役割」 佐藤由利子・フン・ティ・ハイ・タン(東京工業大学)
2011年から2019年にかけて、ベトナム人留学生は14.4倍に急増しました。本稿では彼らの増加の背景と、中国人留学生と比較した特徴、コミュニティの役割について、時間・空間・階層の観点から分析しています。

10日の多文化共創フォーラムでは、上記2名のほか、3名の執筆者と本の編著者の小林真生さんが登壇します。
プログラム・申し込み方法は下記のとおりです。

日時:10月10日(土)午後2時 ~5時

プログラム:

開会の挨拶 川村千鶴子(多文化社会研究会理事長)
司会:佐藤由利子(東京工業大学)/加藤丈太郎(早稲田大学)

1.「本書の紹介、企画・構成意図」小林真生(立教大学)
2.難民のコミュニティ
 インドシナ難民―現在・過去そして展望 長谷部美佳(明治学院大学)
 ロヒンギャ―群馬県から東京、バングラデシュへ 加藤丈太郎
3.高度技能者、留学生
 韓国人ニューカマー―ミドルクラスの移動と定着 宣元錫(中央大学)
 トンガ出身者―ラグビーを職業とする人々 北原卓也(早稲田大学)
 中国人留学生―1980年代から現代までの変化とコミュニティの特徴 佐藤由利子 
 ベトナム人留学生―中国人留学生と比較した特徴とコミュニティの役割 佐藤由利子
4.「日本の移民コミュニティ全体の傾向」小林真生

質疑応答

参加方法:下記のZoomのサイトで、本イベントへの参加を事前登録してください。

https://zoom.us/meeting/register/tJAvd-GvpzwrE9xVO7ug88OcSwhbfhZIleKi

登録後、Zoomミーティング参加に関する情報の確認メールが届きます。

皆様のご参加をお待ちしています!!!

PS.『変容する移民コミュニティ-時間・空間・階層』の詳細については、下記URLをご覧ください。

https://www.akashi.co.jp/book/b525012.html

多文化研・企画担当
佐藤由利子