多読味読<18>:エマニュエル・トッドほか『世界の未来』

【多読味読<18>:エマニュエル・トッドほか『世界の未来』朝日新書2018年2月28日】

みなさま こんばんは 川村です。

もう読まれたかもしれませんが、「ギャンブル化する民主主義、帝国化する資本主義」いう副題に惹かれて読了しました。特に、最後のホリフィールド「分断の克服」の章に共感します。
4名が本音で語ってくれる良書です。

http://www.hmv.co.jp/artist_エマニュエル・トッド_000000000573630/item_世界の未来-朝日新書_8499530
グローバル化への反動として、多くの問題が噴出する私たちの社会。先進国の中でこそポピュリズムが台頭するのはなぜか。行き詰まる民主主義の再活性化には何が必要か。崩壊が進む資本主義に取って代わるものはありうるのか。排外主義の高まりとどう向き合えばよいのか。
目次
1 世界の未来―私たちはどこに行くのか(はじめに「核家族」と「民主主義」があった/ 英米で再登場し、欧州大陸で消える民主主義ほか)
2 民主主義の希望―ポピュリズムと21世紀の民主主義(選挙による民主的な成果の衰退/ ポピュリストのプロジェクトほか)
3 資本主義の限界―グローバリゼーションと国際国家システムの危機(資本主義にかわる新たな秩序/ 国内の反乱 ほか)
4、分断の克服―移民政策に失敗した国は、21世紀の負け組になる(人間社会に不可欠な「壁」/ 移民政策の「リベラル・パラドックス」