【多読味読<10>:齋藤達雄著『ミクロネシア』すずさわ書店1975すずさわ叢書 3】
ネパールの話ならぜひ聴きたいね。と前回の例会には1年ぶりに齋藤先輩も最後列に座っておられました。
後でご感想を伺ったら、「難聴なので、一言も聞こえなかった」とおっしゃっていました。
気が付かなくてすみません。次回は最前列をご用意いたします。杖をつきながら二次会も最後まで参加してくださって、本当に感謝です。
共同通信ホノルル特派員であった30歳の齋藤さんがミクロネシア・ポナペ・マジュロ・ビキニ諸島・クワゼリン・・・辺境の地をくまなく歩いて日本の南洋群島統治、米英仏の水爆実験と「ヒバク」を鋭く暴いた『ミクロネシア』を再読しました。
1975年にこの本を上梓した勇気と正義感・人間愛に感動しました。
多文化研必読書と思います。
川村千鶴子🍀
NPO法人ミクロネシア振興協会顧問
太平洋学会、太平洋諸島学会会員