『多文化社会研究会ニューズレター163号』

第163回多文化共創フォーラム21
共に拓いた共創・協働の蓄積から生まれたビジョン
Co-Creation though Multicultural Synergy

主催:多文化社会研究会    https://tabunkaken.com/
日時:2020年3月28日(土曜日)14時~18時(13時30分開場)
参加費:会員無料。非会員1000円。
受付:「創立30周年記念誌」ほか資料多数 配布
会場:大東文化会館ホール (東武練馬駅徒歩1分)

みなさま,こんにちわ。私たちは1980年代からNGO:GLOBAL AWARENESSとしてスタートし、外国人対日本人という二項対立を乗り越え、Community Based Learningにより、トランスナショナルな多文化共創社会を目指してきました。

【多文化研は1989年4月にキックオフ。1989年12月17日大東文化大学と慶應義塾大学との交流戦。中央がシナリ・ラトゥ選手。 写真提供:大東文化大学】

1989年に「NGO多文化社会研究会(通称:TABUNKAKEN)」と改名。以来、多国籍な学際的分野に跨る研究者・実務家・ジャーナリスト・経営者などが集い熟議を重ね、共創・協働の時代を切り拓いてきました。
第163回多文化共創フォーラム21の第Ⅰ部では、初代会長の中本博晧さんに研究者として、副理事長の増田隆一さんにメディアの立場から30年を振り返っていただきます。

第Ⅱ部では、多文化社会の当事者視点の涵養、他者理解の促進、移民政策の課題を踏まえて、今後のビジョンを多いに語りあいましょう。
2018年12月の国会で出入国管理及び難民認定法と法務省設置法が可決され、2019年4月から新たな在留資格「特定技能」による外国人労働者の受け入れが始まりました。中小規模事業者の活性化と送出国や受け入れ現場の人々の困難に寄り添い、課題解決を目指しています。
広いホールで、大型スクリーンとマイク4本を効果的に使って、楽しいフォーラムを展開します。 万障お繰り合わせの上、ご参加ください。

🏉 総合司会 :下川 進(多文化研理事。NHK国際放送局チーフディレクター)
🏉 開会の辞:川村千鶴子 (理事長・大東文化大学名誉教授)
🏉 祝辞:門脇廣文 (大東文化大学学長。文学博士。専門:中国文学)
🏉海外からのメッセージ紹介:ニューヨーク山口美智子、(一財)自治体国際化フォーラム ロンドン支局 金子万利奈他多数。

第Ⅰ部 多文化研30年間の歩みと人の移動の研究

講演1.トンガ研究と太平洋島嶼国研究のひとつ「日本人移民」

中本博晧(大東文化大学名誉教授。農学博士。多文化研初代会長。
元関東大学ラグビーフットボール連盟会長)

グローバル教育「日本とトンガ王国」
(於:首都ヌクアロファの小学校1994)
在日トンガ人と歌と踊りとトンガ料理
(於:新宿区大久保地域センター)

講演2.多文化研創設の年、世界が動いた
―ベルリンの壁開放/冷戦終結〜ルーマニア革命〜湾岸戦争―

(1989年11月9日・東ベルリン/チャーリー検問所前)

増田隆一(1987年~1991年ANNパリ特派員、朝日放送インターネット事業部長・メディア戦略部長)
1989年の世界は大きく動きました。共産主義の瓦解や湾岸危機など、人間社会システムにおけるパラダイムシフトは、こういう形で現れるということが示されました。
これに伴って、多文化研でテーマとしている難民問題や地域格差の問題なども、世界各地で噴出しました。権力を持たない人々が、パラダイムシフトに直面するとき、相互扶助という重要な社会システムが、いつの時代にも必要です。30年間に起きた「価値観の地滑り」と、同時に進んだ「相互扶助のひずみ」を考えます。

(1989年11月9日・ベルリンの壁崩壊のきっかけとなった少女が突破したポツダマープラッツでのリポート)

<休憩>

第Ⅱ部 30周年記念出版祝賀会

第2部 ファシリテーター:万城目正雄・川村千鶴子

少子高齢化が進む日本で、戦後最長といわれる景気拡張期間が重なり、人手不足対策が経済政策上の課題となり、2019年4月に改正入管法が施行されるなど、外国人受入れ拡大に向けた政策が動き出しました。
しかし、依然として、異なる文化的背景をもつ人々を社会の構成員として受け入れ、協働・共創する多文化社会を創っていくのか、難題と解決策が問われ続けています。多文化社会を形成する制度・政策に対する複眼的理解とビジョンの共有が不可欠です。総力を結集した一冊をご紹介します。

万城目正雄・川村千鶴子共編著
『インタラクティブゼミナール
新しい多文化社会論 
―共に拓く共創・協働の時代
―Interactive Seminar: Co-Creation through Multicultural Synergy』
東海大学出版部2020年2月

本書は、出入国管理政策と改正入管法の知識から国内・国外の多文化社会を共創する実践例を交えた第Ⅰ部から第Ⅲ部までの3部構成により15のテーマを用意しています。
いかに外国人を受け入れ、共創・協働を実践し、地域の担い手となり、架け橋となれるのか。自ら課題を発見し、解決の方法を探り、多文化社会を創造する。大学・自治体・企業・市民など、あらゆる人々とインタラクティブに語り合うテキストを上梓させていただきました。

執筆陣は、全員が多文化研会員(教員、自治体職員、日本語学校校長)です。
<本音で語るトークショー>として皆様にご披露させていただきます。
ぜひフロアの皆様の率直なご感想とご意見を伺いたいと思っております。

<執筆者紹介トーク:各章の中心的議論は何か>
はじめに                          万城目正雄
インタラクティブゼミナールにようこそ!
本書の対象と活用術                     川村千鶴子
第Ⅰ部 出入国管理政策と改正入管法の基礎知識
第1章 入国管理とは何か:日本の政策展開と2018年改正入管法   明石純一
 コラム1 日本におけるEPA外国人看護師・介護福祉士の受入れ   村雲和美
第2章 日本に在留する外国人の人権                 秋山肇
第3章 高度人材獲得政策と留学生                佐藤由利子
 第4章 日系人と日本社会:歴史・ルーツ・世代をめぐって     人見泰弘
 第5章 日本の生産を支える外国人材
:技能実習制度と特定技能制度           万城目正雄
 第6章 自治体の外国人住民政策と社会保障           阿部治子
第Ⅱ部 多文化「共創」社会の実践に向けた課題
 第7章 外国人高齢者への健康支援とケアマネジメント       李錦純
 第8章 日本語教育の役割と今後の課題
:外国人受入れと日本語学校教育          山本弘子
 第9章 外国人人材の獲得とダイバーシティ・マネジメント     郭潔蓉
 第10章 多文化共創による持続可能な社会開発          佐伯康考
第Ⅲ部 海外での多文化「共創」から
 第11章 韓国の移民政策と多文化社会               申明直
 第12章 難民の社会参加と多文化社会
:トルコと日本の難民受入れを事例として       伊藤寛了
 第13章 ドイツの移民政策と地域社会
     :欧州難民危機を受けたドイツ社会の対応          錦田愛子
第14章 アメリカにおける非正規移民1.5世をめぐる政治と市民社会
                                 加藤丈太郎
終章  新しい多文化社会論:共に拓く共創・協働の時代        川村千鶴子
コラム 移民博物館の創設:社会統合政策への理解          川村千鶴子
質疑応答  

🏉 閉会の辞: 明石純一(多文化研副理事長。筑波大学准教授)

○問い合わせ先/参加申し込み先:佐藤由利子(多文化研理事)yusato[@]ryu.titech.ac.jp ※[@]を@に変えて送信してください。
[お問い合わせ]多文化社会研究会 https://tabunkaken.com/

○問い合わせと参加申し込みは3月20日までにお願いいたします。

Date:March28,2020
Time:14:00 – 18:00
Venue: Daito Bunka Kaikan Hall,
   (Near Tobu-Nerima Station on Tobu-Tojo Line)
Facilitator: Susumu Shimokawa (IMCS Director)
Opening Remarks: IMCS Chief Director Chizuko Kawamura
Congratulatory Address: Prof. Dr. Hirohumi Kadowaki (President of Daito Bunka University)

Part<1>
The 30-year History of “Society for Multicultural Community Studies” and Value of Co-creation and Synergy
30 years of SMCS and Pacific Island countries
“Japanese Immigration Law”and Pacific Islanders
Presentation: Dr. Nakamoto, Prof. Emer. of Daito Bunka University
“The Universal Paradigm Shift since 1989, Founding years of SMCS = the Fall of Berlin Wall, the End of Cold War, the Romanian Revolution, and the Gulf War”
Presentation: Ryuichi Masuda (Former ANN Paris Correspondent, Internet Business Manager, Media Strategy Manager of ABC, IMCS Chief Director)
<Break 15:40 – 15:50>

Part<2>
Commemorative Talk Session: Celebrating the publication of “Co-Creation through Multicultural Synergy.” “Co-Creation through Multicultural Synergy.”―the textbook for universities, governments and small businesses.

Author and Editor: Masao Manjohme (Prof. of Tokai University, IMCS Secretary General) and Chizuko Kawamura (Prof. Emer. of Daito Bunka University)
Other authors: Jun-ichi Akashi, Hajime Akiyama, Yuriko Sato, Yasuhiro Hitomi, Haruko Abe, Kunsun Lee, Hiroko Yamamoto, Iyo Kaku, Yasutaka Saeki, Shin Myoung Jik, Hiroaki Ito, Aiko Nishikida, Jotaro Kato

Closing Remarks: Dr.Jun-ichi Akashi

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