『多文化社会研究会ニューズレター 143号』

◆トピック:研究会のご案内(7月16日(土))

 

次回の研究会は7月16日(土)に大東文化会館(ホール)にて開催します。「翻訳から他者理解を考える」をテーマに、コーディネイターは大東文化大学の井口博充さん、発表者は金澤宏明(明治大学)さん(「歴史学に見る翻訳のまなざし──間文化性と当事者性の析出──」)と秋山肇(日本学術振興会・国際基督教大学大学院)さん(「翻訳と平和研究:無国籍報告書英訳の経験から」)を迎えます。発表後には当会の中でも豊富な翻訳通訳経験を持つ荒井幸康(亜細亜大学)さん、三谷純子(東京大学大学院)さんからのコメントをいただいたうえで、全体での討論という流れを予定しております。

先日の6月に続いて連続開催となりますが、皆様お誘い合わせの上お越しください。なお、次回は9月10日(土)を予定しております(内容未定)。こちらも併せてご承知おきいただければ幸いです。

 

◆日時:2016年7月16日(土曜日) 2:30~5:00

 

◆会場:大東文化大学大東文化会館ホール

◆参加費:1,000円(2016年度前納制度利用の場合には5000円)

 

タイトル:翻訳から他者理解を考える

コーディネイター:井口博充(大東文化大学)

翻訳は、日本の近代化の中で非常に重要な文化的な役割を演じてきました。そして、現在でも日本が多文化・他者を理解するための重要な手段であり続けています。今回は、現代の日本社会を形成する上での基礎となった戦後占領期の日本を統治したダグラス・マッカーサーの伝記を英語から日本語に翻訳された金澤宏明先生と、逆に現在の日本の問題である無国籍者についての法的レポートを世界に発信するために英語に翻訳された秋山肇先生のお話を伺うことにしました。

 

1.発表

  1. 金澤宏明(明治大学):歴史学に見る翻訳のまなざし──間文化性と当事者性の析出── (2:30-3:00)

表象(記号)研究や他者理解の観点に焦点をあてる。間文化性とは、文化が違うと理解する記号や表象が変わるという意味である。それにより理解ギャップが存在し、翻訳でも歴史教育でもその理解を促すことが課題になっている点について論じたい。

 

金澤宏明 明治大学兼任講師(アメリカ対外関係史)主要業績:ので、ジェフリー・ペレット著、林義勝、寺澤由紀子、金澤宏明他訳『老兵は死なず』(鳥影社、2016年)『3.11以後の多文化家族(共著、2012年)、「図像史料と歴史学―邦語研究の研究動向と史料批判の「共有地」と「共有知」―」『立教アメリカン・スタディーズ』37号(立教大学アメリカ研究所、2015年)

 

  1. 秋山肇(日本学術振興会・国際基督教大学大学院):翻訳と平和研究:無国籍報告書英訳の経験から(3:00-3:30)

報告者が無国籍に関する報告書を英訳した際の経験を紹介しつつ、「翻訳」するということと多文化共生や平和はどのような関係にあるのかを、理論的に考察する端緒を探したい。翻訳を通して、他の文化にある人とどのように理解しあえるのか、ひいては他者とどのように理解できるのかを、平和研究の視点を導入して考えてみたい。

 

秋山肇 秋山肇 日本学術振興会特別研究員。国際基督教大学大学院博士後期課程。修士(平和研究)。訳書:Statelessness Conventions and Japanese Laws: Convergence and Divergence (2016, Office of the United Nations High Commissioner for Refugees)

 

休憩(3:30-3:45)

 

2.コメントと討論

  1. 荒井幸康 亜細亜大学兼任講師(社会言語学・言語政策)学術博士(一橋大学)、スラブ研究センターGCOE共同研究員
  2. 三谷純子 東京医科歯科大学・早稲田大学非常勤講師、東京大学大学院博士課程(文化人類学)、無国籍ネットワーク理事、UNICEF、UNTAC、UNHCRなどの国連機関で勤務
  3. 討論(4:15-5:00)

 

以上

 

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