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Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness
2012年7月15日
『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 116号』
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◆トピック:研究会のご案内(7月21日)
次回の研究会を7月21日に開催します。報告は2つです。第一に、CCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会中西久恵さんの「外国にルーツをもつ子どもの教育支援活動」と題したご発表です。支援活動を通して明らかになる、東京都内での外国につながる子どもたちの教育実態に関するお話となります。第二は、大東文化大学の川村千鶴子さんによる「難民のキャリア形成と夜間中学の取り組みを考える」と題したご発表です。2010年に来日した難民子弟が学校教育を受けることを通して、キャリアを形成する過程を考える、というご報告になります。
場所:大東文化大学法科大学院 3階 第3会議室(JR総武線信濃町駅出口徒歩すぐ)
(こちらのHPをご覧ください)
http://www.daito.ac.jp/access/index.html
参加費:500円
① 報告:15:00~16:20(質疑、議論も含む)
発表者
中西久恵(CCS 世界の子どもと手をつなぐ学生の会)
タイトル
「外国にルーツをもつ子どもの教育支援活動」
要旨
支援活動を通して明らかになる、東京都内での外国につながる子どもたちの教育実態
② 報告:16:30~17:50(質疑、議論も含む)
発表者
川村千鶴子(大東文化大学)
タイトル
「難民のキャリア形成と夜間中学の取り組みを考える」
要旨
夜間中学校関係者の推計では、非識字者を含む義務教育未修了者は日本国内に百数十万人いるとされる。「家族」の個人化、離散、離婚や崩壊、保護者の教育方針の揺らぎなど家族の内実と変容は、把握しにくい。青年期のキャリア形成は、アイデンティティの確立と密接な関係にあるが不登校・不就学の子どもは確実に増えている。オールド・カマーへの基礎教育を怠ったことが、ニューカマーへの教育の問題に繋がっている(佐久間2006)との指摘にあるように学歴格差は広がるばかりである。そこで、2010年に来日した第三国定住難民子弟と墨田区立文花中学夜間学級の取り組みを参与観察した。日本語教育だけでなく市民としての自律とキャリア形成支援に着実に繋がっている。
③ 参加者意見交換会:18:00~18:30
※次回研究会:8月18日(土)15:00~ 大東文化大学法科大学院大会議室にて開催予定
※研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。
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