多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 115号

◆━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓ Society for Multicultural Community Studies /Global Awareness

2012年6月1日

 『 多文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 115号』 ┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◆

 ◆トピック:研究会のご案内(6月9日) 次回の研究会を6月9日に開催します。報告は3つです。第一に、国士舘大学の上原伸一さんによる「パラオの非核憲法と福島第1原発」と題したご発表です。パラオの核に対する精神を通して日本の現状を考える、というご報告になります。第二はふくしま国際メディア村を立ち上げられた荻野政男さんの「3.11東日本大震災後のフクシマ~なぜ、ふくしま国際メディア村なのか~」と題したご発表です。原発事故に直面したいわきの人々とその後のメディア村の活動の経緯をお話いただきます。第三は明治大学兼任講師金澤宏明さんの「『陸前高田市小友町の『水合』 ──東日本大震災と平成三陸大津波直後の小友町新田コミュニティ──」と題したご発表です。陸前高田市ご出身の金沢さんがお父上からのお話を通して、震災当時の状況をご報告いただきます。

場所:大阪経済法科大学東京麻布台セミナーハウス 4階中会議室(地下鉄日比谷線神谷駅下車1番出口より徒歩5分:場所にご注意下さい) (こちらの地図をご参照ください) http://www.keiho-u.ac.jp/research/asia-pacific/access.html

参加費:500円

① 報告:15:00~16:00

司会者:川村千鶴子氏

発表者 上原伸一氏(国士舘大学)

タイトル 「パラオの非核憲法と福島第1原発」

要旨 長崎広島への原爆投下を受け、さらにそのあとにビキニの核実験で、第5福竜丸が被曝しながらも、今回の地震で福島第1原発の現状を招いた日本。一方で、直接に核そのものの被害を受けたことがなくても、世界でも最も厳しい非核憲法を打ち立て、そのため、独立が遅れても、非核の精神を守り続けようとしたパラオ共和国。パラオの非核憲法とその背景を考察し、そこから福島第1原発の現状と日本の核を考える。

② 報告:16:00~17:00

司会者:武田里子氏

発表者 荻野政男氏(ふくしま国際メディア村)

タイトル 「3.11東日本大震災後のフクシマ~なぜ、ふくしま国際メディア村なのか~」

要旨 故郷であり家族や友達が住む“いわき市”が原発事故で大惨事となり、そこに残された人のために自分に何ができるのか、そう自問した答えが『ふくしま国際メディア村』の設立でした。ふくしま国際メディア村とはなんなのか、そしてその活動内容やそこから見えてきた地元民と避難民の共生の姿などについて報告させていただきます。準備が間に合えばドキュメンタリー映像もご覧に頂けると思います。

③ 報告:17:00~18:00

司会者:武田里子氏

発表者 金澤宏明氏(明治大学)

 タイトル 『陸前高田市小友町の『水合』 ──東日本大震災と平成三陸大津波直後の小友町新田コミュニティ──」

要旨 2011年3月11日に起こった震災とその直後の私邸避難の状況について、陸前高田市小友町の新田コミュニティの様子を中心に報告する。小友町のある広田半島は地震後の津波で両端から挟撃をうけ、平野部が水中に没する『水合』現象が発生し、一時的に半島が分断され島となった。この結果、下新田地区は大きな被害をうけ、その住人は高台にある上新田地区の私邸へと避難を行っている。この態様を下新田地区の住人金澤正明の証言から再構成し報告する。 ※研究会後、懇親会を予定しています。奮ってご参加下さい。

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