多 文 化 社 会 研 究 会 ニ ュ - ズ レ タ - 109号

トピック:総会・研究会のご案内(618日(土))

前回の情報交換会に引き続き、今回も東日本大震災と多文化社会の関連で、武田里子さん(明星大学非常勤講師)、包 聯群さん(東京大学総合文化研究科 学術研究員)のお二人から報告していただきます。武田さんには全体の企画も担当していただいていますので、全体を通して一貫性のある貴重な機会となるのではないかと期待しています。

みなさまお誘い合わせの上でご参加ください。

 

日時:6月18日(土) 午後3時~6時

会場:大東文化大学信濃町校舎 会議室

(JR信濃町駅の駅ビル3階)

会費:500円

 

資料準備の都合上、事務局まで出欠を事前にお知らせ頂けると幸いです。

 

内容:(企画担当 武田より)

今回は東日本大震災を多文化社会研究の視点から取り上げます。ML上で柴崎さまをはじめ多くの皆さまから貴重な情報提供やご意見の投稿をいただいておりますが、それらを含めて、次のような2つの報告とディスカッションを通じて、これまでの震災時の対応や教訓が生かされた点を確認すると同時に、非常時のなかで浮かび上がってきた在住外国人のネットワークや母国との関係、外国人が少なく、支援組織も弱い地方における課題を整理したいと思います。

 

報告2をお引き受けいただいた包聯群(ボウ・レンチュン)さんは、中国黒竜江省出身で東京大学で博士号を取得後、東北大学東北アジア研究センター客員研究員等を経て、現在東京大学総合文化研究科学術研究員。言語接触や言語変異、言語政策の研究をなさっています。

3月18日から2週間ほど、テレビ東京のInterFMで中国語放送のボランティアとして外国人支援の現場で活動していました。多言語放送の裏舞台や大使館を含めた被災地の中国人の動きを中心に、具体的な話がたくさん聞けると思います。お楽しみに。

 

報告1.災害時の外国人支援の蓄積と課題の整理

武田里子 (明星大学非常勤講師)

阪神淡路大震災(1995年)、中越地震(2004年)、中越沖大震災(2007年)における一貫したテーマは、災害時の情報弱者に対する対応でした。今回は、NPO多文化共生マネジャー全国協議会が11日夜に「災害時多言語支援センター」を立ち上げるなど、これまでの経験とネットワークが活かされた面が確かにあります。その一方で、枝野官房長官の定例発表には手話通訳がついたものの、日本語を解さない人々への配慮はまったく見られませんでした。200万人以上の外国人が日本社会で暮らし、コンビニや飲食店、製造業の現場が多くの外国人によって支えられているにもかかわらずです。報告では、これまでの対応の前進面と課題を整理するとともに、外国人への対応が総務省、外務省、法務省、警察庁などに分散している問題を指摘し、対応の一元化について提案したいと思います。

 

報告2.在日外国人の視点から振り返る東日本大震災

聯群(東京大学総合文化研究科 学術研究員)

発表者が自らの体験をもとに、東日本大震災が起きた際、外国人は何を考え、また留学生たちがどのような行動を取っていたか、彼らに対してどのような支援が必要だったのかを皆さんと一緒に振り返ってみたい。そして、災害のみではなく、情報の混乱も多くの外国人にさらなる恐怖をもたらした教訓から私たちは何を学べるでしょうか。発表者は地震による交通マヒ、多言語によるFM放送などを体験し、そこから多言語によるサービスの重要さを痛感し、日本の行政機関や非営利団体などが日本に暮らす外国人のネットワークに日ごろから接触し、それを社会活動に活かすことができれば、非常事態が起きた時にお互いに連絡し合って様々な情報をスムーズに伝えることができるというだけでなく、日本に多言語社会・共生地域社会を築くために役に立つのではないかと考えている。

 

みなさまのお越しをお待ちしております。

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